どうも。YOUです。
今日は「仕事が合わない」ことが原因で「鬱(うつ)」に陥ってしまう人の心配事をとりあえず全部取り払ってしまおう、という趣旨で記事を書いています。コンサルタントという仕事柄、僕のもとにも仕事上の悩みがガンガン寄せられるんですが、やっぱり既に鬱っぽい人っているんですよね。
で、そういう鬱っぽい人が来たとき、僕がなんてアドバイスしているかを余さず書いていきます。つまり、僕のコンサルティングを無料で受けられるも同然だということです!(僕は別に心理カウンセラーではありませんし、これが専門領域ではないですけどね笑)
本気で僕の想いを書いていくので、今、鬱っぽくなって悩んでしまってるあなたに何か届けば幸いです。
Contents
「仕事に合わない」が原因で鬱になった人の症状
まずあなたが本当に鬱かどうかを確かめる必要があります。鬱ではなくて、他の病気の症状ということもありますからね。とりあえず気分が優れない場合は病院に行くことをおすすめしますが、ひとまず下記に当てはまる症状があるかどうか、確認してみてください。鬱の方によくある症状です。
初期症状
- 朝起きるのがいつも以上に辛い日が連続する
- 体がけだるく、何もしたくない(無気力状態)
- ちょっとしたことでイライラしてしまうことがここ最近増えている
- 食欲がなく、体重がここ1ヶ月でかなり落ちてきた
- 疲れているのに寝付きが悪くなり、睡眠不足に悩まされるようになった
初期症状はほとんどの人があまり気付きません。だからこそ厄介です。口では、「俺鬱っぽいかも」と言いつつ、本気で自分が鬱になりかけていることに気が付いていないのです。
悪化後の症状
- 精神が不安定になり、喜怒哀楽が極端に大きくなる
- 妄想することが多くなり、ちょっとしたことで大きくへこんでしまう
- 会社からの電話を取ることが怖くなり、メールもままならなくなる
- 言葉がスムーズに出なくなってしまう
- 外に出ることを極端に面倒に感じ、嫌がるようになる
この末期症状まで来ると、ほとんどの方が嫌でも鬱だと自覚します。なぜなら、もうまともに会社に行けるような状態ではないからです。出来ればこうなる前に、手を打っておきたいですね。
仕事で鬱になる人の特徴
「仕事が合わない!」が原因で鬱になってしまうのは主に2タイプです。人以上に意識が高く、凄く仕事を頑張ってしまうタイプか、他者依存してしまっているタイプです。で、これをもう少しだけ細かカテゴライズすると、「頑張り屋タイプ」、「完璧主義者タイプ」、「依存心が強いタイプ」の3つに分けることが出来ます。
とはいえあくまで「鬱になりやすいタイプ」であり、全員が全員、こういった特徴があるわけではありません。日本人の15人に1人は鬱になると言われていますからね。皆、似たような悩みを抱えて生きているわけです。
頑張り屋
いわゆる「真面目」なタイプです。ルールや掟を遵守するタイプですね。学ぶと面白いですが、「体癖」というものがあり、いわゆる真面目タイプは教授や博士に多いです。あと身近なところだと公務員が向いていますね。
ただし、人一倍、仕事に対しての意識が高いので、周りとのギャップに苦しみます。少し浮いているように見えてしまうかもしれませんし、過度に真面目だと、あまり同情されないケースが多々あります。
完璧主義者
こちらも頑張り屋タイプと少し似ていますが、さらに過剰なほど完璧さを求めます。性格上、最も鬱になりやすい性格と言えるでしょう。手を抜くことを覚えた方が、精神衛生上、楽になる場面が多々あるのですが、完璧主義者タイプの場合、完璧にこなすこと自体にモチベーションを感じているので、適当な仕事というのがどうしてもしにくいのです。
依存心が強い
最後は依存心が強いタイプです。このタイプは、普段なら特に鬱にはならないのですが、一定条件を満たしたあとにかなり鬱になりやすくなってしまいます。それは今まで心の拠り所としていた人が、なんらかのタイミングでいなくなってしまった瞬間です。心の拠り所とは思っていなかった人でも、無意識下にかなり頼っていたという場合も少なくありません。例えば恋人がいなくなり、突然なにもやる気がなくなってしまうタイプの人がこれです。
ちなみに僕が仕事をしてきた中で、凄く印象に残っているのが「完璧主義者タイプ」のMさんです。Mさんは公務員だったのですが、それはそれは人一倍、仕事に対する熱がありました。周りの人達は少しくらい手抜きしようよーというスタンスなのですが、Mさんだけは違い、お客様のために完璧な仕事をやり遂げる!というスタンスで頑張ってらっしゃいました。素晴らしいマインドですよね。
しかし一方で、主張が強い部分があり、あまり人の気持ちを理解することが得意ではないタイプでもありました。お客様には満足のいくサービスを届けられるんですが、同僚からは少しずつ距離を置かれてしまったんですね。例えば、人が話している間に、どんどんと話を遮る癖のある人は、このタイプである可能性が高いです。
なので、どのタイプが良い悪いということではなく、こういった一見、素晴らしいタイプの方でも、諸刃の剣である部分があるので、自分の短所を自覚してカバーしながら、長所を伸ばすように意識を向けるべきだということです。
鬱になってしまう仕事上の原因とは?
上で、欝になってしまいやすい性格タイプをお話しましたが、何の原因もなしに鬱にはなりません。いろいろな条件が重なり合って、鬱になってしまうわけです。では、どんな環境下に身を置くと、鬱になってしまうのか?
あなたがもし今の職場を辞めるとしても、次にどんな条件で仕事を選んでいけばいいのかがわかっていないと、同じことの繰り返しになってしまうので、しっかりと「なぜ自分は鬱っぽくなってしまったのか?」を分析しておくことが重要です。原因がわかって初めて対策が打てますからね。
環境の変化
急な環境の変化が起きたとき、それに適応できないと、鬱になってしまうことがあります。例えば、急な異動で職場環境が著しく変わった時、かなり精神的に脆くなってしまいます。新しいことを覚えなければいけなかったり、新しい人間関係をまた1から構築しなければいけないなど、やることが多すぎて、心に余裕がなくなるからです。
特に、初対面の人と打ち解けるのが苦手な人は、この環境の変化にはかなり弱いので、気をつけておく必要があります。
過労
過労も鬱を呼ぶ、大きな原因の1つです。しっかりとストレスを解消できるだけの時間が与えられていればいいのですが、消化しきれない量のストレスを一気に抱え込んでしまうと、どうすることもできなくなり、一気に無気力になってしまいます。また焦りから怒りっぽくなったり、精神バランスが崩れてしまうこともよくあります。
人間関係
人間関係は、鬱を直す上で必ず意識しておかなければいけないポイントです。ちなみに僕の父もかつて鬱っぽくなってしまった経験がありますが、上司との揉め事が原因でした。人間関係が良好であれば、まず鬱になることは少ないですから、いかに人間関係の流れをよくしておくかが重要です。
プレッシャー
責任の重い仕事を任されてしまったとき、楽観主義者なら、「どうにかなるし、失敗しても死ぬわけじゃないしな」と思えるのですが、頑張り屋タイプや完璧主義者タイプは、「絶対に成功しなければ!」というプレッシャーを自らにより大きくかけてしまいます。こうなるとやはり心の余裕を失ってしまうわけですね。
辞められない理由がある
そして全てに共通するのですが、鬱に悩む人は全員、「仕事を辞められない理由」を持っています。それはもちろん、辞めたら収入はどうするのか?という当たり前の問題も含まれますし、それも人によって悩みの深さが違います。
母子家庭で自分しか働いていないという場合は、絶対に辞めることはできないというプレッシャーからどんどんと自分で追い込まれていってしまいます。「辞めてもいいんだ」という心の余裕があれば、鬱になるほど、プレッシャーやストレスを感じることはないでしょう。
鬱になる前にやっておくべき予防策
それで、ここまでで
- どのような人が鬱になりやすいのか?
- どんな状況下で鬱になりやすいのか?
というこの2つを説明してきました。
受験で言うなら、「傾向と対策」みたいな感じですね。自分の弱さと向き合いながら、克服していくしかないのですが、1つ覚えておいてほしいことがあります。それは、「どんな企業に勤めようと、ストレスはある」ということです。
日本人の15人に1人が鬱になっていると言われているわけです。みんな同じようなことで悩んでいるわけです。ということは、ここから想像するに、どこの企業へ行っても、さほど変わらない可能性もあるということです。
僕の父も転職を3度ほど経験していますが、どこへ行っても上司と馬が合わず、結局起業しています。環境を変えることの重要さは既に理解していますし、今の環境のままずっと頑張り続けることが無理なのは、あなたが一番よくわかっているはずです。
ところが、少しばかり環境が変わったところで何も解決されないケースも頭に入れておいてほしいのです。転職したから一安心とか、そういう話ではなく、もっと劇的に何かを変えなければ、根本的な解決にならないことが多々あります。
僕のおすすめとしては、ダブルワークです。いわゆる「二足のわらじ」というやつですね。僕は2日だけ会社に勤めて、その後、辞めて速攻で起業しましたが、これが出来たのは、僕がすでにインターネット起業で収益がちゃんと出ていたからです。つまり、逃げ道を事前に作っておくということですね。これがないと、どこの企業へ行っても、結局「辞められないストレス」に襲われてしまうので、どんどんと精神的に追い込まれてしまいます。副業という形でいろいろとかじってみるといいですよ
仕事が原因で鬱になってしまったら
さて、最後に。もう既に鬱っぽくなってしまい、無気力状態のあなたがすべきことをまとめておきました。会社に行きたくないけど、何をしたらいいのかわからない人がほとんどだと思うので、ぜひ参考にしてみてください。
周りの人に相談
まずは周りの人に相談です。社外でも社内でも構いません。とにかく、信頼できてあなたのことを第一に想ってくれる人間に相談しましょう。こういったことが豆にできていれば、そこまでひどい鬱にはなりにくいはずです。ちなみに、自殺者などは周りへの相談もほどんどできない方が多かったりします。人との繋がりがしっかりあれば、ひどい事態は回避できますから、ちゃんと本音で語りましょう。
病院へ行こう
そして、既に無気力さや苛立ちなどを感じているのであれば、病院へ行って下さい。そこで医師の判断に委ねましょう。休職した方がいいと言われたなら、休職すればいいし、一時的に疲れているだけなら、栄養と休暇をとって、しっかり休みましょう。
休職をしよう
医師に鬱だと正式に判断されたら、会社に告げ、休職させてもらいましょう。そしてその期間中に、ゆっくりと今後どうすればいいか?を考えるわけです。転職を考えるのなら、転職アドバイザーなどに聞けばいいですし、精神がまだ安定しないならカウンセラーの元に行きましょう。また、起業のアドバイスが欲しいなら、僕みたいな職業の人もいますから、そういった人に聞くのもいいでしょう。とにかく鬱のときは、思考力も弱まっているので、プロの力を積極的に頼りましょう。
失業手当を貰おう
働く目処が立ったら、失業手当をもらいましょう。ちなみに、働く気が全くないのに、失業手当をもらうことは出来ませんから、まずは働ける状態になることを優先して考えましょう。もう一つ言っておくと、会社側に問題があると証拠付けられる場合、裁判を起こすことも可能ですよ。その場合、弁護士に相談すると良いでしょう。
次の仕事を考えよう
そして、しっかり休んだら、次の仕事に向かって準備を少しずつ整えていきましょう。この時、前と同じ状況にならないように、なぜ前回の仕事では自分は鬱になってしまったのか?ということをこのページを見返して、もう一度考えてみる必要があります。そして次の仕事では、出来るだけ同じようなことが避けられるように、対策を練って仕事選びをしていってください。このときも、転職アドバイザーなどに相談しながらすれば、条件を考慮しながら最適な職場を探してくれるでしょう。
なにはともあれ、鬱になってしまったからといって、この世の終わりではないですし、なんとでもなるので、とりあえず今やるべきことに集中しましょう。以上が僕からのアドバイスです。