YOUです、
クライアントさんから相談を受けたので、こちらシェアしようかと思い、コラムを執筆しております。
初心者さんのあるあるのお悩みなのですが、簡単にいうと、「嫁ブロック」が発動しており、事業に対して投資をしたり、リスクを取ったりする上で、家族の反対があるので、身動きが取りづらいというものです。
まぁ、、、自分の妻に対してなら、「うるせぇ、アホ!」
と一蹴してやればいいのですが、奥さんの話を聞くに、
共感できる部分もあるわけですよ。
クライアントさんのご家庭は、サラリーマンとしては年収が高く、1000万円弱くらいは所得があるそうで、不動産も所有しており、あと5年やそこらで借入金も返し終わるそう。不動産の借金を返すと、手元に残るのは600万円くらいらしく、お子さんが2人いる家庭で、子供が大きくなると、教育費もろもろがかかるのもあり、、、
旦那さんは仕事をやめたいというマインドセットなのですが、奥さんがリスクに敏感でそこにブレーキをかけているようです。
普通に事業などに投資など、何もしなければ、年間200~300万円程度は貯金もできるらしいので、そのペースでいけば、10年後には2000~3000万円程度の資産も貯まるという話。
奥さん的には10年経つのを待てばいいじゃん、、、という発想である一方、旦那さん的には5年、10年とか長すぎるでしょ、、、という感覚だそうな。
当然、私の感覚としては旦那さんに近く、10年で2000万円しか貯まらないとか、いやマジでペースが遅すぎる、、、2000万円とか1ヶ月、プロモーションかければ1日で増える額だろ….という感覚があるので、どんどん事業に投資しよう、、、というマインドセットなのですが、まぁ、最初からこの感覚になれという方が無理があるかもしれません。
根本的に、旦那さんと奥さんのマインドセットが逆方向を向いており、そこのすり合わせであったり、妥協ポイントを見つける努力は必要なのですが、そのあたりは家庭の事情なので置いておくとして、、、
こういう、、、高所得系サラリーマンであるが故に、現状の生活を壊したくない、、、という保守的なマインドが発生してしまうというのは、あるあるなのですよ。
(ちなみに、個人で月100万円程度超えてきたあたりの起業家さんも、保守的になっている人は多いイメージです)
理由としては、まずそもそも会社員生活が長いと、リスクを取らずにお金を貰う、、、という生活に慣れすぎてしまい、リスクを取るということ自体に過敏になってしまうというのもありますし、、、
あとはやはり、現状にそこまでの不満がないからこそ、リスクをとってまで上のステージを目指さなくてもいいんじゃないか?という発想になりがちということです。
そもそもですが、人間は全て、
BeforeとAfterに物事の判断基準があります。
例えば、現状、年収が300万円程度しかなく、貯金も500万円程度。資産が貯まっていく感覚はゼロに等しく、このままいけば、老後はお先真っ暗、、、ということが目に見えている人の方が、
現状を打開しなければならない、、、というBefore(負の感情)が強いので、一歩、行動に踏み切りやすいわけです。
実際、大きく跳ねる社長さんは皆、
一度は大きな失敗、大きなリスクをとった経験があり、
這い上がったときに、より大きなリターンを得て成功している人たちばかりです。
一方で、リスクを怖がりすぎて、大した資産もないのに、最初から保身に走りすぎている人たちは大きなリターンを得ることもなく、低空飛行を続けることになります。
そもそも論、年間300万円貯金できるということは、年間300万円、事業に対して投資をして、もし失敗したとしても、大したダメージにならない、、、ということです。
要は奥さんはリスクを取った経験がないので、リスクを極端に怖がりすぎているのだと思うのですが、経営者的な目線から言わせてもらえれば、
リスクにも入らないくらいのリスクです。
逆に聞きたいのですが、、
年間貯金するはずだった金額を事業に投資するのって、なにか問題あるんですか?
もし失敗したとして、貯金するはずだった300万円が消えて無くなるだけ。
貯金600万円→900万円になる予定が、600万円のままになるだけという話。
貯金が600万円から900万円になったところで、人生変わるんですか??
絶対変わらないでしょう。
じゃあ、別になくなったっていいじゃない。
一方で、300万円も事業に投資できるのであれば、1年後には軽く1000万円程度は収入が増えているでしょうし、2年後、3年後、、、と時間が経過するに連れ、3000万円、5000万円、、、と増える可能性もあります。
仮に貯金するはずだった300万円を失う可能性と、
300万円を投資して、毎年1000万円以上が新たに収益として入ってくる可能性、、、
ともに50:50の割合だとしたら、これは明らかに投資すべき対象です。
これを怖がっている、、、としたら、よほどマネーリテラシーがない証拠。
高校に戻って、「期待値」という単元をお勉強し直してきた方がいいでしょう。
ただね、、、女性は大きなリターンよりも、安定を望む生き物ですし、
理詰めして話すよりも、感情に訴えた方が納得いく人が多いのです。
ですから、もし嫁ブロックがある旦那さん諸君は、
嫁に対して、努力していく途中過程、
ストーリーを見せていくといいですよ。
言葉上で、いかに説得しようとも、上辺だけでしょと判断されやすいため、
しっかり行動し、奥さんに努力している姿を見せ、本気度を示すのが効果的です。
あとはそもそも、年収1000万円、、、というのがある程度、お金に余裕があるレベルにいる、、、と勘違いしているのはあるんじゃないかなと思うんですよね。
私の場合、25歳を超えたあたりから、月に数百万~数千万円くらいは当たり前に入ってくるもの、、、という感覚になり、ライフスタイルとしても、かなり自由に暮らせていましたし、、
今は、昼間から嫁と一緒に愛犬を愛でる生活です。
仕事といっても、自宅か近所のスタバで軽く、スタッフとZoomで事業の打ち合わせをしたり、会社のマニュアルを見直したり、、、といったことをするだけですし、長時間働いている、、、と他の人には思われてそうですが、意外と労働時間は短かったりします。
周辺の知り合いも、数億以上はちゃんと収益が出ている人たちばかりになりましたし、1億円以下の人たちはクライアント以外だと見なくなったのもあり、、
「年収1000万円いけば勝ち組だよね」
と考えていた20代前半の記憶は、もはや遠いものになっています。
もともとは私も大学を出たら、商社に入り、30歳で年収1000万円の大台に乗る、、、ということを目標にしていました。
そのために、大学もしっかりしたところを出ようと考えていましたし、受験もしたのですから。
ただ、大学在学中に、月に4000万円程度、収益出すのは普通でしょ、という価値観の人たちに大量に出会ったのもあり、必死に働いて年収1000万円、税引き後の手残りで700万円程度、、、って正直アホらしいなと思ってしまったのですよね。
多くの起業家さんたちは、意外とみんな仕事能力が低く、だらだら仕事をしている人たちが多い印象で、毎日ほとんど遊んでいる人もいますし、港区あたりで飲み歩いていたり、キャンプやスノボーなど、健全に遊んでいる人たちもいたり、、、となんというか自由ですね。
そんなに仕事能力高くなくても、
普通にみんな億単位でお金作れるんだなぁ、、、
という印象を植え付けられてしまったので、
世間的には「勝ち組」と呼ばれている人たちが、仕事に支配されて、所得としても、資産としても、時間にしても、、、、あらゆる面で自由とは呼べない人たちを見ると、
まぁ、、、どうしても前者に惹かれるものがありました。
私は経験がありませんが、日付が変わるまで帰れない人とか、休日も持ち帰りの残業がある人とか、海外にいくのは老後しか無理、、、みたいな価値観が割と普通なんでしょう?
正直、その辺の自称起業家さんたちよりも、よっぽど大企業でエリート街道を歩いてきたサラリーマンの方が、何十倍も仕事能力が高いですよ。
リスクに過敏になりすぎるマインドセットと、
働く方向性させ矯正すれば、
働く時間は今の1/5程度、収益的には今の10倍くらい、
軽いだろうなぁ、、と思う人たちがあまりに多いです。
ですからね、もし可能なら、そういった人たちと普段から交流し、メッセージを交わし、コミュニケーションをとっておくと、年収1000万円なんて全く自由でもなんでもないし、ある程度リスクを取ってでも、もっと上のステージを目指した方がいいよね、、、
という感覚になってくると思うのですよ。
ま、もちろん、今の生活に何の不満もなくて、毎日楽しく働いている人もいると思います。
それはそれで結構なことです。
稼ぐお金の額で人間の価値が決まるわけでもありませんしね。
ただ、中堅以上のサラリーマンは、少し頑張る方向性を変えるだけで、普通に収益がエグいことになると思うので、一度、そちらの可能性を探るのは面白いと思いますし、奥さんもそこは許してあげて欲しいですねぇ。
では!