多くの人って、目先の利益にとらわれているのでどうしても、「片手間、不労、ほったらかし」感の強い言葉に反応してしまったりします。
これを逆手に取られてコピーライティングで興味を惹かれたりとかするわけですが、僕からアドバイスすると、「構築に時間がかかっても長期的なビジネスの方が何百倍も美味しい」です。
なので、目先の利益にとらわれやすい人はぜひ今回のテーマについて考えてみてくださいね。
Contents
目先の利益にとらわれる人は、お金と成功と自由を手にできない!
目先の利益にとらわれる人は、お金も成功も自由も手にできません。
目先の利益にとらわれちゃう人って色んな問題を抱えているんです。
- 双曲割引によって
- 資産構築が出来ない
- 事業ライフサイクル
順番に説明していきますね!
双曲割引によってあなたの将来の利益が減っている
双曲割引というのは行動経済学の上での概念です。
この概念が登場する以前は、「人間は合理的な判断を下すことができる生物である」という前提のもとに経済学が進められていました。
しかし、この概念はその逆を行くもので、「遠い将来は待てるが、近い将来は待つことができない」ということを提唱しているんです。
どういうことかというと、、、
- A:1年後に10万円もらえる
- B:1年と1週間後に10万1000円もらえる
という選択肢であれば、多くの人はBを選びます。
しかし、
- A:今日1万円もらえる
- B:明日1万100円もらえる
という選択肢であれば、多くの人はAを選ぶんです。
あなたはどうでしたか?
この2条件、どちらも年利は50%なので、どちらかが得!ってわけではありません。なのに、なぜこんなことが起きるのでしょうか?
これを説明したのが、双曲割引です。
時間割引率(異時点間におけるあなたが要求する利子率)は、遠い将来であればあるほど小さく、近い将来であればあるほど大きいということをこの双曲割引の曲線が表しています。
つまり、近い将来の場合、「待て!」と言われたら「待つけどそれだけたくさんの利子くれるんでしょ〜〜??」となるのに対し、遠い将来の場合、「OK! その利子なら全然待てるよ。」となるわけです。利子率が同じであってもです。
例えば、ダイエット中に目の前のケーキを食べてしまうのも、この双曲割引が関わってきます。3ヶ月後からあと1週間だけ追加で行うダイエットは頑張れそうな気がするんですが、今日から1週間のダイエットは我慢できないんです。人というのは、目の前のタスクに弱いってことですね。
しかし、ビジネスで成功したいのであれば、この”目の前のタスク”というのが何よりも重視すべきところです。例えば、サラリーマンとして頑張れば、確実にお給料が貰えるわけですから、頑張った分だけ報酬が入り、努力が報われた感じがします。
一方で、自分でビジネスを始めると数ヶ月から1年、2年くらいの歳月が必要だったりしますし、本当に利益が発生するのかも実感として湧かないので途中で挫折しやすいんです。しかし、ここで長期的にものが見れる人が最終的に自由も成功もお金も手にしていきます。
僕も下積みが1年くらいあった後に、月収100万円以上を自動で発生させられるようになったわけですしね!人間心理に操られてばかりで目先の利益に走ってしまう人は、この下積み期間が耐えられないので、一生自由になれないってことですね。
まぁ、まとめると「マインドが弱い!」ってことです笑
マインドが弱い人は絶対に上手くいかないので、ちょっとずつ努力して、学んでいくことを意識していきましょう。新しいことを学ぶのって楽しいですよ!
資産構築ができない
目先の利益に走ってしまうということは、資産構築ができないということです。資産というのは往々にして時間をかけて育てていくものなので、短期間で収益がほしい!って人は資産構築ができません。
また、すぐに収益がほしいって人は、手に入れたお金もすぐに使ってしまう傾向にあります。例えば宝くじで1億円当たった人なんかは典型なんですが、彼らのほとんどはその後破産していたりします。
短期的に莫大な利益を、マインドが備わっていない状態で受け取ってしまったので、お金の扱い方がわからないんですね。で、無駄なところに使ってしまったり、税金として持っていかれたりして結局、元の生活レベルか、それ以下に下がってしまいます。
彼らに圧倒的に欠けているのが、「資本を資産にする」という考え方なんです。
お金は、「稼ぐ・守る・貯める・増やす・使う」っていう5つの扱い方があるわけですが、ほとんどの人が「使う」しか知らないんですね。マネーリテラシーが低い状況です。収入が低い状況で守ったり、増やしたりっていうのは難しいですし、そんな必要もなかったから勉強しなかったんでしょうが、宝くじで当たった1億を「守る・増やす」方法を知らないとあとは「使う」一方なわけですから、そりゃお金減るよねって話なわけです。
なので、あなたはちゃんとまず「稼ぐ」方法を身につけて、その一環として資産構築を学んでいってください。「使う」しかできないと負債が増えるばかりですよ!
事業ライフサイクル
事業ライフサイクルというものがあって、簡単にいうと「ビジネスの寿命」のことです。で、これにはそれぞれ「導入期」「成長期」「成熟期」「衰退期」という4つがあるわけなんですが、この4つの期間の長さは全部だいたい同じくらいです。導入期が1年なら、その他も全部1年くらいなんですね。
で、短期的に成功するビジネスというのは、導入期が短いわけなので、その他の期間もやはり短いです。短期的に上手くいくということは、そのビジネスの寿命も極めて短いってことが同時に説明されるわけです。なので、目先の利益にとらわれる人は、長期的に収益を上げ続けるのが難しいわけですね。
1年後の自分の仕事を考えよう!あなたは人生ずっと今の仕事をしたいですか?
さて、今までずっと、短期的に利益を求める人は成功するのが難しいという話をしてきましたが、これをあなたの人生に置き換えて考えてほしいと思います。あなたは今のお仕事をこの先もずっと続けていきたいですか?
例えば、1年後、3年後、5年後、10年後、今と全く同じ仕事をこの先何年も続けますか?
新しいことを始めるのって普通に腰が重いですし、めんどくさいなーって思うこともあるものですが、やってみると意外と楽しかったり、夢中になれたり、人生変わったりするもんです。
この先のビジョンを考えて、動いて欲しいな!と思います。
まとめ
- 目先の利益にとらわれる人はビジネスマインドが弱い
- 目先の利益ばかり追いかけるとビジネスの寿命が持たない
- 目先の利益を重視すると資産が構築されていかない
- 長期目線で自分の人生を見つめ直してみよう!