YOUです、
今日は私の原点である「コンサル起業」についての話です。
基本的に初心者は、無形コンテンツから販売し始めるべきだと思っていますし、その点、コンサル起業は非常にやりやすい。
もちろん、最終的な着地点を見据えるのであれば、正直、もっと割りのいい事業はいくらでもありますし、むしろコンサル起業は非効率でしょうね。
ジャンルにもよりますが、仕組み化がしにくく、スケールアップもさせにくいので、ある程度、初期に資金を入れて箱を持つような事業の方が伸び代があることもわかる。
ただ、本当の意味でコンサル起業を使いこなせると最強なのですよねぇ。
あまりにこのあたりわかってない人たちが多そうなので、ちょっとコラムにしようかと。
簡単にいうと、
「コンサル起業から次の事業の着想を得る」
という方法でして、ただ単にコンサル起業が儲かるから、、、と思ってやってる人は多いのですが、上で書いた通り、コンサル起業単体だと実はそんなに儲かりません。
1億、2億でいいならコンサル起業で十分だと思いますが、それ以上を狙うなら、一段上の発想が欲しいところです。
そもそも、多くの方が起業に失敗するのは、根本的に資金が少なすぎるか、知識・経験がなさすぎるかです。
これは起業初心者にも中級者にも言えることで、ちょっと上手くいった社長が調子に乗ってすぐ店舗事業系をやりだすとだいたい失敗します。
、、、というのも、業界ごとに当然、課題や文化があり、そのあたりを把握しておかないと、勘所が掴めないのですよ。
ですから、挑戦心があるのはいいことですが、同時に戦い方を変えないと、いや最初の事業だけやっときゃよかったじゃん、となること請け合いです。
新入社員が業界に揉まれて、ようやく成長していくように、
起業に関しても、起業1年生は
やはりコンサル起業に取り組んで、下積みをすべきだと思っています。
理由としてはその難易度の低さと
情報収集、資金収集のメリットがあるからです。
コンサル起業というと、
その業界のあらゆる知識を網羅してなければならない、、、
と思われがちですが、
全くそんなことはなく、基礎的なマーケティングだけ押さえておけば、だいたいどのジャンルでも、初心者向けであれば十分通用します。
というのも、どのジャンルにおいても、初心者はまずマーケティングの基本ができていませんので、業界ごとの細々とした部分を理解する前に、大筋から間違っており、そのあたりを軽く修正してあげるだけでも、フィーは頂けるレベルの指導になるからです。
基本的に事業は、
・集客UP
・客単価UP
・リピート率UP
・経費削減
最初はこのあたりだけ出来ていれば伸びますし、この4つを伸ばすための施策というのもそれほど数があるわけではありませんので、基礎がなっていれば、十分、その辺の店の売上はあげられるわけですよ。
ですので、まずマーケティングの基礎を習い、その知識を生かして、幅広くさまざまな業界のコンサルティングをしていくといいです。
ただし、何度も言っている通り、コンサル起業だけでは、ちょっとした成金になれるだけで、がっつり儲かる事業には成長しません。
コンサル起業はあくまで、情報収集と資金収集に振り切り、情報を得ながら、お金もいただく、、、という
ちょっと美味しいビジネス、、、
くらいに捉えておくのがおすすめです。
普通、情報収集には数百万円単位でお金がかかるものですが、コンサル起業をすることで、その業界の知識が幅広く得られますので、そういった意味では、かなり割りのいいビジネスですね。
そして、コンサル起業で得た情報を次、どのように転用するのか、、、という話ですが、
簡単な話、
業界の変化を捉え、変化によって生まれた
Before→Afterを軸にビジネスモデルを作っていく
という方法があります。
例えば、コロナによって、テレワークが増えましたし、営業活動もZoomを使うことが増えました。
ネットマーケティングでZoomを使っている人ならわかると思うのですが、対面での営業と、Zoomを使った営業は、本質は同じですが、細かな部分のやり方がズレます。
対面の営業だと、お客様の感情を揺さぶりやすいですが、Zoomだと画面越しなので、感情よりは論理に語りかけなければいけません。
そのため、今まで対面営業で使っていたノウハウをそのままZoom営業に使うと、通用しなくなる会社が物凄く増えたのですよ。
そこで、私の会社では、事業の1つとして、Zoomの営業代行をやっていたりするわけですね。
このように、時代が変われば、時代に合った悩みが出てくるため、時代にあった悩みに対して、その解決策を提示し、ビジネスモデルにしてしまうわけです。
そして、このような微妙な業界の変化は、コンサルティングをすることで、もっとも効率的に情報収集できます。
例えば、近年、歯科業界は、子供の虫歯の絶対数が減ってきており、歯科医院への来店回数が減ってしまった影響で、売上が下がってきています。
では、ここに対して、「虫歯だから歯医者に来る」のではなく、「メンテナンスするために歯医者に来る」という文化を作らなければならないわけです。
マメな人は、定期検診に歯医者に通うのでしょうが、ズボラな人間は、もう5年、10年、歯医者に行っていなかった、、、なんて人もザラにいます。
なぜかというと、歯医者からの連絡がないからです。
わざわざ、歯が痛くもないのに、歯医者になんて行かない、、、という人は多いので、来院きっかけと継続してもらえるモデルをこちらから作りにいかなければなりません。
このあたりをマーケティングしていく技術があれば、歯医者に対するシステム提供などで儲かったりもしますよね。
ここまでの話を聞いてもらえれば、、、
コンサル起業でちょっと儲かったからといって、成功者、、、みたいな顔をしている人は、ちょっとどうかなと思いますし、その事業、それ以上スケールしないじゃんとなっている人たちがどれほど多いことか、わかってもらえると思います。
一方、しっかりコンサル起業を資金収集、情報収集のため、、と割り切ってやっている人間は、次の事業の座組みのスタートラインに立っているので、どんどん売上が伸びていきます。
コンサル起業、、、というもの自体は、かなり普及してきていて、その辺の主婦でもコンサル起業で何百万か売り上がってたりしますが、、、そこで停滞する人と、突き抜ける人の違いはこの辺にあるのだろうな、、、と思っております。
まぁ、みなさんもなんちゃって起業家さんたちに騙されないようにしてくださいね。
では!