そこで!
手前味噌ながら、一応、起業して成功している僕が「成功に必要な起業家精神」についてお話していきたいと思います(マインドと呼ばれたりもします)。また、僕がお会いした社長さんの中で一番の起業家精神を持った方が、年商100億超え、資産30億超えの方だったので、彼が語っていた起業家精神についても、ここでシェアしておきますね!お楽しみに!
では、スタートです!
Contents
起業家精神とは何か?
まず、起業家精神とは何でしょう?
起業家精神とは、
「新しい事業や企業を創造するために要求される態度や発想,能力を総称したもの。独立心,達成動機,野心,常識にとらわれない自由な発想などが企業家精神の中核をなすものと考えられている。」
引用元:コトバンク,https://kotobank.jp/word/%E4%BC%81%E6%A5%AD%E5%AE%B6%E7%B2%BE%E7%A5%9E-167651
と解説されています。
(コトバンクに掲載されているのは、「起業家精神」ではなく「企業家精神」でした。違いについては後述しますね。)
「entrepreneurship(アントレプレナーシップ)」とも呼ばれ、起業して成功するために必要な精神的要素のことを指します。
具体的にはというと、
- リスクを恐れずに突き進んでいく力(=リスクテイキング)
- 新しい物事に飛び込んでいく挑戦力(=チャレンジングスピリット)
- 柔軟な発想力(=フレキシブルマインドセット)
こういったもののことです。
MBAでは、これらの起業家精神を養うための講座もあります。具体的なテクニックや何をするか(=what)も重要なのですが、どうやってやるか?(=how)、なぜやるのか?(=why)もかなり重要であり、ここで実力のある起業家とそこそこで伸び悩んでしまう起業家が分かれます。
例えば、起業を志す人は誰もが知っているであろう、イーロン・マスクは週に100時間働くことを厭いません。彼はとにかく新しいアイデアを生むため、事業を成功させるために全ての時間を仕事に費やしていきます。
その起業家精神(=マインド)がどの起業家にも必要かと言われるとそうではないです。実際、僕は努力は必要ですが、そこそこの努力でいいと思っていますし、アイデア勝負の起業ではなくて、もっとシンプルな起業をやっていますので。
ただ、彼があれほどの財を成しているのは、起業家精神が卓越しているからに他なりません。才能ももちろんありますが、それ以上に起業家精神が他とは完全に一線を画するレベルになっています。
起業家精神と企業家精神の違い
さてここで、起業家精神と企業家精神の違いについてお話しておこうと思います。
ただ、この違いについては、そこまで意識する必要はありません。事業を創り上げ、成功へ導くために必要な精神(=マインド)は共通するので、違いはほとんどないからです。
しかし敢えて違いを言うのであれば、「起業家精神」の方が「企業家精神」よりも更にチャレンジングスピリットが要求されます。
でお話しましたが、
- 起業家=0→1を作り上げる者
- 企業家=すでにある事業を伸ばしていく者
と捉えておくのが自然です。
そのため、起業家というのは、完全にゼロから新しいことをしなければいけないため、より勇敢さであったり、チャレンジングスピリットが必要になるわけです。新しいことをするときはやはり、通常よりもエネルギーが必要ですよね。
起業家精神はなぜ重要なのか?
そもそも、起業家精神なんて必要なの?と思われるかも知れませんが、前述した通り、具体的なテクニックと同等、もしくはそれ以上に重要なことですよ。
これを捉える上で、上の図を意識するとわかりやすいと思います。
起業家精神とはまさに起業家の基礎となる部分。その上にテクニックやノウハウなどが乗っかっています。なので、家でもそうなのですが、基礎が崩れると総崩れにあいます。
そして、起業家精神は、テクニックのブレを無くす役割を果たします。スタート地点からゴールまでどうやってたどり着けばいいかというと、「まっすぐ正しいゴールに突き進めばいい」わけですが、通常はこれが出来ません。ブレが出るのです。
例えば、
- ここでリスクを取るのは怖いなぁ
- 皆と違うことをやるのは怖いなぁ
- もし失敗したらどうしよう……
こういう邪念が出てしまうと、正しいテクニックを持っていたとしても行動にブレが出ます。起業家精神があることで、正しい起業ノウハウやテクニックを正しい方向に運用することができるわけですね。
日本人は起業家精神がない?今後の日本について思うこと
日本には起業家精神がない?と思われがちですし、実際、起業が盛んな国ではありません。
GoogleやFacebookが生まれたシリコンバレーと比較してしまうと、その差は歴然です。
僕も日本人に起業家精神が盛んな人は少ないと思っています。
日本はもともと小柄な民族なので、小さいものを扱うことに長けていますし、手先の器用さも他の国に比べて技術は高いです。そのため、技術力や正確さではかなり有利なのですが、どうしてもクリエイティビティーとかこれすごいな!というアイデア商品はなかなか生まれにくいです。
日本人に起業家精神が育ちにくい理由として、よく挙げられるのが
- 日本の教育がサラリーマンを作るためのものになっている
- 銀行の融資審査が厳しくて、資金が手に入りにくい
というこの2つです。
確かに2つとも正論でしょう。実際、そういった事実はあると思います。
ただ、今後は違ってくるのではないかな?と僕は考えています。
大企業で終身雇用制が成立していたのは、高度経済成長期の真っ只中だったからです。
しかしその時代はもう終わりました。
この景気の中、大企業が生涯世話をしてあげられるかどうか?は保証されなくなってきました。
だからこそ、副業を認めている企業がどんどんと増えてきているわけです。自分たちだけでは食べさせられない可能性があるし、生活を保証できないから、他に収入源を作っておいてくれということでしょう。
大企業にずっと雇ってもらおうという考えは今後より一層、少なくなってくるでしょうね。また、起業する人たちも増えてくるでしょう。だって、大企業にずっと勤め上げても、安心できないし、メリットが少ないのであれば、最初から企業に入るという選択肢を外し、起業してしまう人も増えるでしょうから。
なので、日本はこれから起業がどんどん盛んになってくると思います。
YouTubeやSNSなどの普及によって、情報発信がしやすい時代になりましたからね。
実際、YouTuberがどんどん増えてきていますよね。
僕はこの動きは非常に素晴らしいものだと思っています。
アメリカが起業で強いのは、やはり人口が多いというのもあります。競技人口が増えれば、レベルも上がるのが当然です。日本は逆に今後、人口が減っていく傾向にありますが、今まで安定を求めて大企業に勤めようとしていた高学歴な大学生たちが起業という選択肢を徐々に考え始めるようになっていくはずです。
起業家精神を育成する方法って?
起業家精神を育成する方法はいくつかあります。
- 自己啓発書を読む
- 成功者の音声を聴く
- 成功者と直接会って話す
要は起業を成功させるためのマインドを鍛えるということをするわけです。それには成功した起業家のマインドをそのまま刷り込むということが重要になってきます。
自己啓発書を何度も何度も読む。もしくはオーディオブック等を繰り返し聴く。
これは割とマインド構築に効果的ではあります。ただし、本当に100回、200回と聴かないとなかなか効果は出辛いです。成功者のマインドを刷り込むということは、成功者と全く同じ考え方を持つということです。その域に達するまでにはやはり反復学習が欠かせません。
簡単なのは、成功者の方たちとのコネクションを作って、頻繁に会ったり話したりすることです。実際にそうすることで、成功者の考え方(=マインド)が作られていきます。起業家精神が養われていくわけです。ここへの投資は自己成長にかなり必要になってくるでしょう。
僕も、成功者からアドバイスを貰って成長してきたことが多々あります。例えば、広告費を1日1万円程度しか使っていなかったのですが、成功者がその数倍使っていることを知って、広告費をもっと使うようになったり、僕はネガティブシンキングが多いのですが、成功者のポジティブシンキングに影響されたり、と普段接触している人にかなり刺激を受けます。
なので、投資をしてでも、成功者とコネクションを作ることをおすすめします。
特に起業初期はかなり積極的に投資していくといいでしょう。
ただし、注意してほしいのは、成功者でないマインドに引きづられないようにするということです。例えば、会社員だとどうしても同僚や会社関係の人との接触回数の方が多くなります。すると、そちらのマインドに引きづられてしまい、せっかく成功者マインドの良い影響を受けても、普段のマインドに引き戻されてしまいます。
そこで補助的に使うのが、自己啓発本だったり、音声だったりします。電車の中で聴いたりすると効果的なので、出来る限り成功者の考え方に触れる回数を意識的に増やしていきましょう。
成功するための起業家精神(=マインド)とは?年商100億社長が教えてくれたこと
僕はとある経営者とお会いさせて頂いたことがあります。年商100億以上を売り上げている、青汁の会社の若手社長です。僕よりも3つ上なだけなのですが、18歳から起業して、初年度で月収400万円を達成した素晴らしいマインドの持ち主です。
彼が教えてくれたマインドは3つでした。
- インパクトのあることをすること
- 皆がやっていない時に手を付けること
- 皆がやらないレベルで大きなリスクを取りに行くこと
特に彼が意識しているのは1番目。インパクトのあることをする、ということ。
僕がビジネスアイデアを提案したとき、「もっとデカイことやりたいんだよね」と言われたのを覚えています。僕はコンサルティングでかなり効率的に顧客を取ることの出来る方法を思いついて提案してみたのですが、彼からすれば「どうすればことが成せるか」(=how)よりも、どれほど大きいこと(=what)を誰にも出来ないスピードで、どれだけリスクを取って、実行できるか?が重要だったのです。
なるほどな、と思いました。
大きく成功する人はやはり大きなことに大きな資金を注ぎ込んだりと、かなりリスクを取りに行くんだなと感じました。インターネットを使ったビジネスは、リスクがほとんどゼロに近いものと、リスクがかなり大きいもの、2つあります。
彼も実はインターネットビジネス(PPCアフィリエイト)から始めていて、リスクが少ないところから入ったのですが、青汁の通販事業へシフトしていき、大きくリスクを取るようになったようです。最初はスモールステップで小さく始めて、徐々に広げていく、ということを覚えなければならないな、と彼に出会ってそう感じたのでした。
ただこの感覚も、彼に出会ったときほど鮮明なものではありません。やはり彼に会っているときが最もマインドが影響されているときなので、本当はもっと会うべきなのですが、残念ながらそこまでレベルの高い社長だと、会う機会が極端に減りますし、お金を払えば会えるというわけでもありません。僕が数十万、数百万払って会うことをお願いしても、彼はそれの何十倍という金額を短期間に稼げますからね。
起業家精神とは何か?のまとめ
起業家精神とは、起業家として成功するための心持ちやマインドのことでした。
- リスクを恐れずに突き進んでいく力(=リスクテイキング)
- 新しい物事に飛び込んでいく挑戦力(=チャレンジングスピリット)
- 柔軟な発想力(=フレキシブルマインドセット)
こういったマインドはもちろん重要ですし、
- インパクトのあることをすること
- 皆がやっていない時に手を付けること
- 皆がやらないレベルで大きなリスクを取りに行くこと
年商100億円の社長が教えてくれたこれらのマインドも重要です。
起業家精神と一口に言っても、様々あるのでやはり成功者と直接話して、その考え方を全て自分の中に刷り込んでいくという意識が大切ですね。