YOUです、
もう10数年前の話ですが、私の受験生時代の話をさせてください。
私は最初、一橋大学というところを狙っていました。
東大/京大に次ぐ日本3番目の偏差値で、
かつ、建物がヨーロピアンで非常におしゃれ。
東大、京大は宇宙人がいくところだと思っていたので狙わず、
おしゃれさ重視で一橋を狙ったところ、撃沈。
滑り止めとして、大阪大学というところに受かりました。偏差値としては一橋に次ぐ日本4番目くらいの立ち位置の大学です。
あの頃の私は相当頑張っていました。
まず朝5時に起床。
愛知の田舎の方に住んでいましたので、自転車と電車を使って、1時間かけて名古屋へ。
名古屋に予備校があるのですが、開店が朝の8時だったので、それまで近くのマクドナルドであくびを抑えながら勉強。
超眠い状態で予備校にいき、授業は眠くて寝ることもしばしばでしたが、自習だけは力を入れ、ひたすら参考書を読み進める毎日。
夜は10時まで勉強し、そこから1時間だけジムへ通い、帰ってきて飯食って就寝。。。また朝5時に起きて、、、。
いやマジで修行僧みたいな生活でしたし、今の50倍は頑張っていました。
そんな生活ルーティンでしたので、当然、途中で体を壊し、ある日、電車の中で膝をつき、倒れ込みました。
かなり酷い偏頭痛が発症し、少しでもストレスがかかったり、夜更かしすると偏頭痛が出る、、といった体質に。
病院にいくと、謎の漢方を大量にもらいましたが、飲み続けても一向に治らず、今もずっとそんな感じです。
結果、無事、大阪大学は受かったので良かったのですが、そもそも私が名の通った、いわゆるブランド大学にいきたかったのは、年収の高い企業へ就職するためです。
ですが、結果的に、私は会社を2日で辞めていますし、「大阪大学」というブランドを使うことはとうとうありませんでした。
はっきり言って、人生の中で一番、使わなくてよかったのが、受験勉強への時間でした。
ただし、全く後悔はしていないのですよ。
むしろ、勉強して良かった、、、とも思います。
そもそも大学にいってなかったら、就職していたでしょうけれど、就職していたら大学生のような自由な時間はないでしょうから、もしかしたらマーケティングに出会っていなかったかもしれません。
また、そもそも受験で努力できないっていうのは、結構問題だと思っていて、大学受験は人生で初めて出会う、「わかりやすい投資」です。
ご存知の通り、日本はいまだに学歴社会で、
就職は学歴フィルターがバリバリかかっています。
大学別生涯年収ランキング、、、
というのもあり、当然ですが、有名大学ばかりが並んでいます。
簡単な話、勉強さえすれば、生涯の資産が増える、、
ということがほぼ約束されているも同然です。
たった1年死ぬ気で勉強すれば、その後、数十年の収入が増える、、、
と考えたら、まぁ、普通頑張るじゃないですか。
ここで努力できないっていうのは、投資対効果が全くわからない、結構ヤバい奴だと思うのですよ。
あとは勉強して良かったのは、勉強体力がついたのと、
勉強のコツみたいなものがある程度掴めたことです。
最初、私は闇雲に、参考書を読み進めること
しかしていませんでしたが、これは本当に無駄で、
全く偏差値に直結しない、、、ということに途中で気がつきました。
ノートをきれいに取ることも全くの無駄。
ちゃんとゴールから逆算して、
要所だけを押さえ、最短で利益を狙いにいく、、、、
という感覚を教えてくれたのは受験な気がします。
勉強すればするほど、勉強法のコツみたいなのは掴めてきますし、
この理論でいくと、大人になればなるほど
勉強が上手くなっていかないとおかしいのですが、
世の中の大人は
「もう歳だから記憶力が、、、」
みたいなことを言ってそもそも勉強しない人たちが多い。
例えば、マーケティングの勉強に関しても、
私は「実践ノート」というものをつけており、
これは何かというと、
「今実践すべきこと」をまとめたノートです。
あとで使うかもしれない知識とは区別して、「今すぐ使いたいノウハウだけ」にマーカーを引いておき、勉強した当日に早速ノウハウを使うのです。
ノウハウを学んでも学んでも、
人は時間が経てば忘れていきますし、
使わないまま忘れていくのなら無意味。
であれば、全部覚え切ればいい、、という話なんですが、それは難しいので、使える知識はその場から片っ端に使っていくのがおすすめです。
そのため、私は実践ノートをとっているのですよ。
このあたりも、受験を通して学べたことの1つです。
ですから、
私が何を言いたいのか、、、というと、
全ての勉強は無駄ではないということ。
自己投資で失敗した、、、という人もそりゃいるでしょう。
ただ、その場合でも無駄ではない、と私は思っています。
もちろん、自己投資をして、何も実践しなかったら無駄になりますよ。それはノウハウが無駄だったのではなく、自分が無駄にしただけです。
あらゆるノウハウを学ぶのに使った時間は無駄ではありません。
なにかしらの形となって自分に蓄積しています。
例えば、、、
ひと昔前の話ですが、
私が200万円ほど払って得たノウハウが超使えて、
とあるポータルサイトを使った裏技だったのですが、
それによって、1000万円くらい儲かったのですよ。
今はもう使えなくなりましたが、
その話をしたときに、嫉妬なのかなんなのか、
「そんなの、人に教えてもらってるんだから、お前の実力じゃないじゃん。」
と言われたんですよねぇ。
確かにこの場合、私の実力ではないのかもしれません。
ただ、よくわからないノウハウに、
200万円をぶっ込んだのは私です。
これ、投資にも同じことが言えて、
今、資産10億円以上ある20代の人とか、
仮想通貨でリップルというのに、
1000万円入れて、それが膨れ上がって10億になったらしいのですよ。
で、それを見て、バカたちは嫉妬するわけです。
「そんなの運がよかっただけでしょう?」と。
今でこそ仮想通貨の怪しいイメージが少し薄れてきていますが、ひと昔前の仮想通貨といえば、もう99%詐欺と言われていた時代です。
そこに1000万円を突っ込む、、、、
って正直、正気の沙汰ではありません。
このマインドセットは誰にでもあるものではないし、
そこを踏み込めるっていうこと自体、才能だと思うのですよ。
ですから、簡単な話、自己投資に金を積める、、、
というのも1つの才能です。
普通は躊躇しますから。
自己投資が重要である、、、
と頭でわかっている人ですら躊躇するんです。
冷静に考えてですよ、、、
手元に1000万あったとして、1000万円自己投資した人と
1000万円貯蓄した人、どっちと話がしたいですか?
どっちと話をするために金を払うんでしょう?
1000万円の貯金なんて、
ちょっと高所得の人なら誰でもできますが、
さすがに1000万円、
自己投資した人はなかなかいません。
1000万円分の知識が蓄積されているはずですから、
当たり前に自己投資した人間と話をしたいのが自然です。
その自己投資自体が、
成功しようが、失敗しようが、
金を使って体験を得ている人の方が
当然、価値は高いですし、希少性があります。
海外にいくのもそうです。
愛国心はないのか、、と
海外移住自体を批判する人もいます。
ただ、ずっと日本にいる人と
海外移住経験者、どっちと話がしたいですか?
わざわざ高い金を払って、海外に移住して、法人作る人なんてそうそういませんから、海外移住した人の話を聞きたいでしょう。
今、時代的に、どんな情報を掴むか?ではなく、
誰からの情報を掴むか?が重要視されてきています。
そんな時代なので、学び続けず、自分の価値をあげるための投資を怠った人たちは簡単な話、落ちぶれていきます。
人生、常に勉強ですので、「人から習った知識で儲けて卑怯だ」と言われようがなんだろうが、私はドンドンと自己投資をしていきますし、
学び、学んで得た知識を使って、金に変換していく。
このゲームは永遠に楽しめますので、私は生涯、飽きることがなさそうです。
このコラムを読んでいるみなさんも、金を貯金して、結局、なんの知識も体験もないつまらない人間だけにはならないよう、祈っております。
では!