ポジションメイキング

ポジションメイキングとは

ポジショニング戦略を熟考して、

ちゃんと自分の立ち位置を確立していくのが、

ポジションメイキングです。

 

例えば、カフェのポジショニングはこんな感じ。

まぁ、なんかそれぞれのブランドって、

立ち位置が違うんだなーってことが理解してもらえるかと思います。

 

スタバとかはやっぱおしゃれさんが来る可能性が高いし、

ドトールとかは安いので、学生が集まりやすいですし、

それぞれに立ち位置が確立されてますよね。

 

で、当然、立ち位置がだだ被りしてたら、

ビジネスにおいては、先行者利益があるので、

先にポジションを確保してしまっている人の方が優位にたちやすいです。

 

なので、被ってない立ち位置を

作らないといけないわけですよ。

どうやってポジション戦略を練っていくのか?

で、どうやってポジション戦略を練っていけばいいのか?って話ですが、

まずその前に競合調査が必要になります。

 

そもそも、相手のポジションを把握できてないと、

自分が優位に立てるポジションもわかるわけがないので、

ひたすらライバルリサーチが必要です。

 

これは単純に、やり方としては、

「ググる」っていうのがありますが、

正直、ケースバイケースですね。

 

例えば、個人起業で、スモールビジネスを打ち立てていく場合は、

それこそほんとにググるっていうので十分でしょう。

YouTube、Twitter、Instagramなどの発信媒体で調べまくっていけば、

芋づる式に、ライバルがチェックできるはずです。

 

ただ、組織化して、割と大きな会社を目指す場合は、

四季報などはやはりチェックしますし、

あるいは企業調査会社に依頼を出して、調べてもらうこともあります。

(予算100万~200万程度あれば、可能。企業調査とか調べれば出てきます。)

 

まずこういったチェック方で、周辺のライバルや同業種のライバルを

くまなくチェックしていくことが重要です。

次にやることはライバル批判

そして、次にやるのはライバル批判です。

既存のサービスを受けたお客がいたときに、どういったところに不満を持つのか?

というのを批判していきます。

 

重箱の隅を突くような批判でいいんですが、

主に、こういった指標に基づいて、批判してみるといいです。

①ターゲット属性
年齢(若い/高齢)
所得(高収入/平均層)
レベル(初心者/中級者/上級者)
性別(男性/女性)
業態(個人/法人)
業界 etc.

②ベネフィット
重要(ビジョン)/緊急(目の前の課題)
ファーストキャッシュ/売上拡大
薄く広く/濃く深く
トレンド・流行/コンサバ・定番
即効性/本質
マインド/テクニック
一点集中/バラエティ etc.

③サービスの提供方法
オンライン/オフライン(ネット/リアル)
個別型/集合型(マンツーマン、グループ、クラス、講座)
短期間/長期間
一括/継続課金 etc.

④見込み客からのイメージ
スパルタ/優しい
高級/敷居が低い
初級者向け/上級者向け etc.

⑤価格(費用・コスト)
低価格/高価格
低コストでじっくり/高コストで一挙に etc.

 

例えば、ポテチの定番といえば、カルビーだったわけですが、

「カルビーのポテチっておいしいけど、子供向けだよねー」

「カルビーのポテチってなんか安っぽいよねー」

という批判ができるわけです。

それで生まれたのが、湖池屋のポテチパッケージですよね。

 

なので、とにかく批判をしまくること。

 

ちなみに、批判したとき、

もうその批判に耐えうる商品もあると思います。

 

例えば、

「カルビーのポテチってなんか安っぽいよねー」

って批判したとき、

例えば、こういう高級感のあるライバルポテチも出てくる。

で、そのときは、またライバル批判をすればいいんですよ。

 

「いや、でもこのポテチ、ちょっとしか入ってないじゃん。」

「なんか厚みがあって独特だけど、やっぱ普通に薄いポテチがいいんだよなー」

とか。

 

なので、ここまでの批判をまとめると、

  • 高級感があり、
  • 薄さは普通で、
  • 量も満足できる量が入っている

そういうポテチがあればいいのになぁーということでした。

 

なので、湖池屋のポテチはポジションが保てているわけです。

 

なので、まずライバルをたくさん見つけてくること。

そして批判しまくること。

これをひたすら繰り返してください。

 

これで、どのポジションを作っていけばいいのかが見えてきます。

見えてこない場合は単純にライバルリサーチが足りてない。