仮説検証能力

ビジネスには仮説検証能力が必要

ビジネスには仮説検証能力が必要です。

例えば、「Twitterからお客が入り、そのお客に対して50万の商品を売る」

というビジネスモデルを設定したとしましょう。

 

この図の通りでいくと、

ウェビナー参加者のうち10%が50万の商品を買ってくれるわけですが、

実際はそんなに上手くいかなかったりします。

 

ウェビナー参加者のうち、わずか3%しか商品を買ってくれないとしましょう。

 

理想は10%

現実は3%

 

ここで必要になってくるのが仮説検証能力です。

 

「なぜ、3%しか買ってくれなかったんだろう?」

まず疑問を持つのが大事です。

 

そして、仮説を立てます。

「きっとウェビナーが長すぎて最後まで見てくれなかったからかな?」

「きっとウェビナーのテンポ感が遅くて退屈させてしまったからかな?」

「きっとウェビナーの最初の方で、このウェビナーを見るとどんなメリットを享受できるのか?という説明が足りなかったからかな?」

「きっとウェビナーにテロップを入れなかったので、音声なしで見ている人が離脱してしまったからかな?」

「きっとウェビナーが開始されるまでに、ウェビナーがいかに価値が高いものかを説明していなかったからかな?」

………..

 

マジで仮説を立てまくります。

1個や2個じゃありません。

最低でも30個は必要です。

 

そして、仮説検証の「検証」に移ります。

 

要はその仮説が正しかったのかどうかを

「実際に実験してみて確かめる」ことが必要になります。

 

ウェビナーを仮説をもとに作り直し、仮説が正しかったかどうかを検証するわけですね。

 

仮説とはあくまで「予想」に過ぎません。

ですから、だいたいの仮説は外れます。

(ただ、経験値が積まれてくると、仮説の精度があがるので、正答率もよくなります。よく言う「ビジネスセンス」とは、この「仮説検証の勘のするどさ」のことです。)

しかし、それでもひたすらに検証を繰り返していくと、

いつか正解にたどり着けるわけです。

 

ビジネスで継続力が重要と

言われるのもここが所以(ゆえん)です。

 

仮説検証を繰り返していけば、いつか売上は絶対にあがるんですが、

売上があがるまで継続できる人が少ないから、

ビジネスで売上をあげられる人が少ないわけです。

(そこで僕の場合は、いかに短期に仮説検証をぱっぱと終わらせ、短期的にビジネスを構築するか?に全力をかけています。)

 

勝つまでやめないのが本当に重要です。

仮説検証を行う上で重要な「優先順位」の話

仮説検証を行う上で重要になってくる能力があります。

それが、「優先順位」です。

 

例えば、「商品が売れない」という問題が発生したとしましょう。

このとき、仮説検証をやっていくべきですが、

しかし、仮説検証をやっていくにしても、考えなければいけない項目が多過ぎます。

 

  • 商品が悪いから商品が売れなかった
  • セールスが悪いから商品が売れなかった
  • コンセプトが悪いから商品が売れなかった
  • 信頼構築ができてないから商品が売れなかった
  • いいお客さんが集められず商品が売れなかった

….

原因はいろいろ考えられます。

 

もっというと、セールス1つとっても、

  • アイスブレークが悪いからセールスの精度が下がり、商品が売れなかった
  • 商品説明が悪いからセールスの精度が下がり、商品が売れなかった
  • クロージングの押しが悪くて、セールスの精度が下がり、商品が売れなかった

などなど、悪い点は無数に考えられるし、

仮説は無数に立てられてしまいます。

 

そうすると、仮説検証にめちゃめちゃ時間がかかる。

正直、一生終わらないレベルで時間がかかります。

 

そこで重要になってくるのが、優先順位を作る能力です。

 

要は、

  • 仮説検証が簡単そうなところから仮説検証する
  • 明らかにここが問題だよね!という当てをつけて検証していく

という、

問題解決に早く至れそうな、

仮説検証から行なっていくのが重要だということです。

 

例えば、売上が上がらない場合、

単純に「商品の値段が安すぎる」というのが、結構あったりします。

 

「いやいや、私は30万以上の商品を売ってるし、安すぎるってことはないよ!」

って人でも、まだ安いってことがあるんですよ。

で、結果、商品の単価を30万から60万に変更したら、一気に売上があがって、

一気に年商規模が膨らんだってこともあるわけです。

 

この商品単価を変えるって行為は、一瞬でできますよね。

仮説検証のスピードもめちゃめちゃ早くて楽なわけですよ。

 

だからこういう楽なところからやっていったりと、

とにかく優先順位をつけて問題に当たって欲しいわけです。