ビジネスで理解しておきたい概念の1つにフロントエンド商品、バックエンド商品があります。
この2つともがないと、集客の面や利益回収の面で苦労しますので、きちんとビジネスをしたい方は準備に時間がどれだけかかっても、用意すべきです。今回は、この2つについて説明していきます。
フロントエンドとバックエンドの意味と違い【動画講義】
フロントエンドとバックエンドの意味と違い
まず、フロントエンドとバックエンドの意味ですが、
簡単にいうと、
- フロントエンド=目玉商品(利益<集客目的の商品)
- バックエンド=本命商品(利益目的の商品)
です。
つまりですね、
フロントエンドは、とにかく「お得」なものが多いわけです。
安く安く、なんなら無料で販売していきます。
とにかく商品を手にするハードルを低く設定して、
多くの人たちに知ってもらうことが狙いです。
そして、顧客にまずは興味を持ってもらうんですね。
フロントエンドを手にしてくれた方は、
ある程度、自分や商品に興味を持ってくれた人ですから、
そこに売り込みをかければ、ある程度高い物でも買ってくれる可能性があります。
ここで、利益を回収するために販売する本命商品をバックエンドと言います。
バックエンドは高額に設定されていることが多いです。
フロントエンドの販売の際に、全く利益が取れていないもしくは、赤字になった場合、
ここで、回収していくしかないですからね。
フロントエンド&バックエンドの事例
有名どころでいくと、
レストランのランチがフロントエンドでディナーがバックエンドですね。
大抵、レストランってランチで有名になっていくことが多いですよね?
なぜなら、ディナーよりも圧倒的に価格設定が「お得」だからです。
ランチメニューで、多くのお客さんに、
「ここのレストラン美味しいんだ!」と知ってもらい、
「じゃあ、ディナーも行ってみたいなー」
と割高なディナー(バックエンド)への導線を引いておくということです。
フロントエンドとバックエンドを作るときのコツ
あなたがフロントエンドとバックエンドの2商品を用意するときに、
絶対意識しなければいけないのが、
フロントエンドとバックエンドの関連性です。
例えば、フロントエンドでPPCアフィリエイトの教材を無料で受け取ってもらったとしても、
バックエンドが輸出入ビジネスのコンサルティングだったら、絶対に売れるわけがありません。
両者に何のつながりもないからです。
バックエンドは必ずフロントエンドの延長線上に来るべきです。
PPCアフィリをフロントエンドにしたのなら、バックエンドも同じでなければなりません。
フロントエンドに興味を持った人が、じゃあバックエンドはもっと凄いものが用意されているんだろうなーと思って買ってくれるわけですから、絶対に関連商品を扱っていきましょう。
また、「バックエンドでがっかりさせない」というのも大きなポイントです。
フロントエンドで興味を集め、バックエンドで利益を回収する。
バックエンドが売れた時点で、利益は上がっているんだから、中身は薄くてもいいのでは?
と思われるかもしれませんが、言語道断です。
ビジネスは価値と価値の交換です。
そして、ビジネスでは、僕らが提供できる有益な情報=価値です。
有益な情報が提供できなくなった時点で、もはやビジネスとして破綻しています。
バックエンドの中身がないと、結局、あなたの信頼を落とすことになり、リピーターも一切付きません。
ビジネスで信頼は何よりも大切です。
しかも信頼は一度失うと、元に戻すのはほとんど不可能です。
長くビジネスをしていきたいのであれば、真っ当な商品を真っ当な方法で売っていくこと。
これが鉄則です。
バックエンドで十分に満足してもらって、ファン化することができれば、
あなたと顧客との間でwin-winな関係が築けますし、本来ビジネスとはそうあるべきなんです。
ということで、バックエンドはフロントエンド以上にしっかり作りこみましょう。